Entry

うさぎ餅

気づけば11月も中旬、秋たけなわとなりました。
毎年この時季に静岡県立静岡農業高等学校の文化祭“静農祭”が行われます。今年は、今週末11月14日土曜日の開催です。
農業高校の文化祭ですから、生徒さんたちが作った農産物や園芸品、食品などが販売され、毎年たいへんな賑わいを見せています。その中、来校者に無料で「うさぎ餅」が配られています。
「うさぎ餅」は、江戸時代、駿河の国の三大名物として安倍川餅、追分羊羹とともに数えられていましたが、いつの間にか姿を消していました。
「うさぎ餅」の発祥の地であった静岡市葵区古庄の地にある静岡農業高校では地域の方からその製法を伝え聞いて復活させ、約30年前から文化祭で配布するようになったそうです。
粒あんの入った大福餅に満月をかたどった丸い焼き印を押し、その中に浮かぶのは、うさぎの姿。地域の伝承の餅菓子を復活させた生徒さんたちの気持ちのこもった「うさぎ餅」は、今や“静農祭”の名物となっています。